陰と陽
- Date
- 2015/08/12/Wed 01:59
- Category
- 瑣末な話し
今週、僧侶としての円香は週末までお休み頂いております。
お盆なので。
まさかSMの女王様がお盆にお経読みにくるなんて誰も思わないかと、
むしろ不快に想う方もいらっしゃるかもしれませんね。
SM側には公表しますが、僧侶としては黙っています、悪戯に不快感を抱かせるのも良くないので。
かといって、もし僧侶として居る場所でバレたとしても、それは同じ穴の狢と言いますか・・・・
まあ、そんな気持ちです。
元々、SMをする事そのものが私の仏法にとって大切な事と思っているので。
恥じた事は本当に一度も無いのです。
何故やるか、それを説明出来ますから。
言い訳はこの位にしておいて、、
実はひっそりと、SMショー出演の初体験をしていました。
詳しくは書きませんが、
そこで色々な方にかけていただいた言葉の中から、
私のハレの部分を自覚しました。
元々静かに地下で生きたい、ケの時間を大切にしたいのに公に姿を現している部分。
苦痛だったり恥ずかしかったり、するのですがそこにも勿論大きな感動と楽しみがあって。
自分のケの部分は、M男さんとマンツーマンでお付き合いするPMの時間が担っているのですね。
よく霊感とかオーラとか見える方には、太陽っぽい、明るい。
そう言われるのがいつも不思議でなりませんでした、こんなにアンダーグランドな人間なのに!!
ちなみに、お坊さんだから霊感あるの?と訊かれる事が多いのですが、禅宗において霊感はほぼ関係が無いです。
この辺はまたの機会に。
でもきっと、私の中には太陽もあれば、影もある。
自分と外、では無くて
自分そのものとしてです。
きっとそうで無い人も居るのだと思うし、SMと別の趣味や仕事で別れている事もあるかもしれませんけど、
私にはSMの中にハレとケ両方があったのだと思いました。
どちらも私のSMにとって必要だと、思います。
サイレントプレイになる事がある。
明るく楽しくプレイする日もあれば、しっとり濃厚に世界に落ち込む事も、
相手によって変わりますよね。
SM一つの中に陰陽が存在するならそれはもう、世界そのものなのだと思うのです。
どんな世界を作りたいですか?
どんな世界を見せてくれますか?
ドキドキして、堪らないのです。
円なる事、大虚の如し。
生きる事とは、底なしです。
SMも、底なしなのですね。
円香でした!!