2ntブログ

漆のお椀に縄を見る。

縄は好きだ。
大好きだ。

美しく縛るってのはあまり考えていない。
と言う事に、今日喋りながら気が付いた。

初めての方だとちょっと長めにカウンセリングをしてしまうのだけれどもね。
その間プレイ時間はスタートさせないのだけれども。

縄についてって話が面白くてね。

縄って、私は勿論縄が好きだが、自分の縄を美しいと思った事があまりない。

なんかこう、ね、

私は漆を嗜んでいたんだけど、漆って実用性が高い所が好きだったのよ。
漆って、紫外線と過乾燥以外にはめちゃくちゃ強いのです。
酸性にもアルカリ性にも、実は強いです。
硬度もあるので、上塗りせずにじの粉だけなら、スプーンでも大丈夫だったりします。


中の木地にもりまして、木地そのものの性質、油分、水分、硬度、
収縮とか、経年変化や、用途、
色々な事を加味して作り上げると、何の変哲もないお椀が大変美しい。

私のお椀を考えてみよう。
指の掛かり具合や手の柔らかさを考えてみたりする。
丸っこく高台も流線型に指が嵌まる様に柔らかく繰り出されている。

20181003022716227.jpg



普段私は使わないけど、どうしても欲しくて買ってしまった恐らくは男性向けのお椀もご紹介する。

201810030230480e8.jpg


こちらは高台が高く、高台の底からお椀の高さが私の手には余るので、私には落としやすいので、ルームシェアの仲間が自由に使っている。


何故揃いで買ったかと言うと、こちら親子の作品です。

女物は息子さん
男物はお父様の作品

塗り自体は圧倒的にお父様の方が上手です。
元々漆というのは、何千年も使えます。
そして、漆が均一なので、恐らくお父様のは長持ちするでしょうし、私みたいな工芸品を日常的に使うでも無く、親に使わされていた経験も無い複数人の男の子が使うにはしっかりした所が良い。

何千年も生きれなしませんが、多分どちらも私が死ぬまでは使えます。


私は縄に対しても漆のお椀に対してと同じ事を思います。

用途、相手、質感、それぞれの感情移入、色々な事を考えて、割り菱だって正解の事もあります。
ただの拘束具でも構わないのですよ。
ぐるぐる巻だっていい。

用途と技術が完全にマッチしたときって、かっこいいことは何もしなくてもきっと、恋できると思う。
お父様のお椀の様にね。

ところが、私は息子さんのお椀を使います。
いつかお父様の技術を凌駕する日が来るかもしれない、なかなか食っていくのも難しいと言われる工芸の世界で跡を継いだという人間性も含めて。
私は息子さんのお椀が好きです。

跡を継ぐのは途方もなくしんどい。
私には無理だなと常々思います。
辞退させて頂いた元副住職より愛を込めて笑

私は上手くなろうとはします。
けど、美しく縛ろうとは思いません。
縄をしよう。
そう思うだけのようです。

だから、今日の縄のプレイは、凄く、良い気持ちで没頭できたと思う。
全然美しくなんか無かったし、用途として納得のいかない事があった。


だからこその、大満足だった。

まだまだ納得できる日なんか来ないし、きっと、一生納得なんかしないと思う。

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