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おばあちゃんちの匂い

私の中でおばあちゃんちと言うのはお寺だったのです。
カビとか埃っぽい香り。
掃除してもしても、染み付いた経年した有機物の香り。

その上に線香がむせ返ってたら完全です。


そして、その様な空間で、私はある種の緊張感と切なさを覚える。
匂いと記憶と言うのは司る脳の場所が近いらしい。

そしてとても強いのは、不安と寂しさと。

ネガティヴな単語が並ぶのだけれども、これは過去の話だから書く事だという事はあしからず。


梁のあるホテルの中に、和風でとてもクラシカルな場所があります。
絨毯の色柄から、とても懐かしいのだけれども、そこでのプレイでした。

私は、脳の記憶のおかげで不安と寂しさを覚えるんだよなぁと、でも線香の匂いがしないだけマシだね、と、頭で理解しながら、私はもうその感情でどうこうなる子供では無いから、なんちゃないので、ふふふ人間ってやつだなと思います。

ただ、その様に感じる私はその様に感じる場所で、誰かと通わせられる物がある時、安心ってこういう物なのかなと思った。
特に子供時代の孤独感を呼び戻されている時に、孤独じゃないと言うのは、どれだけ今が愛す可し時なのかという事です。



鞭を降るうと感じる。
縄をかけたら感じる。
蝋を垂らせば感じる。

必死に私の手を探す。
縛られてる手を動かして私を探す。

とても可愛い。
難しい言葉には変換出来ない感覚ですよね、単純。
打てば鳴る。

SMをしていて、最も幸せなのって、こう言う時かなーと少し思う。


可愛いに溢れる時。

喜ぶ顔も、苦痛の顔も、好きだし。
悦ぶ声も、苦しむ声も、好きなのです。

それを見る為の手段がいつももっともっと沢山欲しいと思う。

やればやるほど欲張りになって行けたら良い。


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